大家さん税理士が教える不動産投資で効率的にお金を残す方法
2012年08月01日
大家向けの本だが、営業マンとしてどのように使うかという視点で読んでみた。
第1章～第3章には、大家さんに商品を紹介する際に最低限知っておかなくてはならないと思われること（表面利回りのこと、レバレッジのこと、初期費用のことなど）が、非常にわかりやすくまとまっており、駆け出し営業マン必読。
各項末のポイントを頭の中に入れておくのは有益だと思う。「ポイントは賃料・銀行への返済、減価償却費、税金、の4つ」(p.46)など
第7章も重要。特に23「いつまで持ち続けられるのか」のデッドクロスの把握、24「投資の成績を見極める」の中にある「本当の投資成績は売却した後ではじめてわかる」という部分は、戸建賃貸の売却のしやすさというマンションとの差別化をアピールする際に使える。
5章18「図書研修費はケチらずに」という項目の中に、セミナー後の懇親会は不動産投資家同士の人脈作りに絶好の場である、という部分があるが、もぐりこんで営業をかけられたら面白いのではないかと感じた。
最後に
非常に読みやすくて、よくまとまった本と言う印象。地主さんに土地活用のメリット・デメリット・注意点を解説する際の参考書としてはかなり使えるのではないかと思う。
