名義人死亡で口座凍結!?

2018年06月08日

名義人死亡で口座凍結!?

ある女性の夫が亡くなった。夫名義の銀行口座には約百十万円が残っており、約百万円の葬儀費に充てようと銀行の窓口に出向いたが、「葬儀費の請求書と親族の印鑑が必要」と断られる。

後日、葬儀社からの請求書と夫の妹の印鑑登録証明書を持っていき、手続きをすると葬儀費は受け取れた。だが、残りの約十万円は「葬儀費ではないので、相続人全員の同意がないと下ろせない」。

「名義人が亡くなったら、その時点で口座の預貯金は相続財産になる。口座は凍結され、基本的に一円も下ろせない」。相続に詳しい名古屋市の司法書士はそう話す。

なぜ金融機関が口座を凍結するのか?

それは遺産分割が確定する前に一部の相続人が勝手に引き出し、他の相続人ともめるなどのトラブルを避けるため。凍結するのは金融機関が死亡を知った時点で、多くは遺族が金融機関に連絡したときになる。

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