国税庁、海外資産を捕捉!!
2018年04月06日
海外に持つ資産に対する監視が厳しくなってきています。各国の税務当局の間で2018年から、金融機関の口座情報を交換する仕組みが本格的に始まります。
OECD(経済協力開発機構)策定したCRS(共通報告基準)という枠組みです。租税回避地を含む100以上の国と地域が参加しています。例えば日本人がシンガポールの金融機関に口座を持つ場合、17年末時点の情報が、18年9月までに国税庁に送られてきます。
預金や有価証券の残高、利子や配当の受取額の情報です。日本の税制では海外の金融機関で発生した利子や、海外企業の配当などは、他の所得と合計して確定申告する必要があります。