ひよこ土地活用

アーバンニュース

2012.07月号 遺産分割協議のやり直しは贈与税!?

相続の際、遺産分割協議を行いますが、相続人全員の合意があれば、後日やり直すことができます。平成2年9月27日の最高裁判決で認められています。 ・・・しかし、このときに贈与税がかかるのです!

 

事例

父が死亡して、長男がA土地(相続税評価額:2,000万円)を相続。3年後、相続人全員の合意のもと遺産分割協議をやり直し、長女がA土地を相続した。

結果は・・・税務署は「長男→長女への贈与」と 認定します!

このときにかかる贈与税は・・・

(2,000万円 - 110万円(※1))× 50%(※2)- 225万円(※3) = 720万円(実効税率36%)

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相続税がかからないご家庭でも想定される問題かと思われます。安易な遺産分割協議のやり直しにはご注意ください。

補足

前述の事例は、もともとの遺産分割協議が法律上有効に成立していたケースです。以下の例のように、もともとの遺産分割協議が無効で成立していなかった場合は遺産分割協議を必ずやり直さなければいけません。

<遺産分割協議が無効の例>

  • 遺産分割協議に参加していない相続人がいる
  • あとから相続人が現れた
  • 相続人の誰かが遺産を隠していた

税法上も通常の遺産分割とみなされ、相続税の申告が済んでいれば、相続税の修正申告や更正の請求を行います。当然の話ですが、この場合の立証はかなり困難になると思われますので、当初から十分話し合った上で遺産分割協議をすることをお勧めいたします。

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