ひよこ土地活用

アーバンニュース

2012.11月号 相続した土地・建物を売却した場合、譲渡所得税が安くなるって本当?

相続した土地や建物を一定期間内に(*1)に売却した場合に支払った相続税額のうち一定金額を譲渡資産の取得費として加算し、譲渡所得から差し引くことができる制度があります。

(*1) 被相続人が亡くなった日の翌日から3年10ヶ月以内

取得費に加算する相続税の額は、以下のように算出します。

un201211_01

このように、土地等の売却の場合には、売却した土地以外(事例のB土地)の土地分の相続税も取得費に算入することができます。そのため、土地等を売却した場合には、特に有利な制度となっています。

売却の事例

「A土地」を期間内に4,000万円で売却した。

○譲渡者の相続税額:1,050万円

○譲渡者の相続税の課税価格(債務控除前):1億5,000万円

 【内訳】●A土地:3,000万円、●B土地:7,000万円、●土地等以外の資産(預金等):5,000万円

○取得費:先祖代々相続した土地なので不明。従って概算取得費(売却額×5%)=200万円

●特例を使わなかった場合の税額

(【売却額】4,000万円 - 【取得費】200万円 ) × 【税率*2】20% = 760万円

●特例を使った場合の税額

①「取得費に加算する相続税の額」を算出する

            【A土地】3,000万円 + 【B土地】7,000万円      
【相続税】1,050万円 × ----------------------- =  700万円
             【相続したプラスの財産】1億5,000万円

②上記①で算出した値を使って、譲渡所得税額を算出する

{【売却額】4,000万円 -(【取得費】200万円 + 【①の値】700万円 )} × 【税率*2】20%
                                      = 620万円  

                                (*2)所得税率15%+住民税率5%

上記の事例では、特例を使った場合、譲渡所得税額を140万円節税することができます。

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