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アーバンニュース

2013.11月号 名義預金にご注意!

息子名義の預金通帳を被相続人が管理したまま相続が発生したら、息子名義の預金まで相続税を取られた!こんなお話をお聞きになったことはありませんか?今回は、いわゆる「名義預金」について解説します。

事例

父が息子に毎年110万円ずつ10年間贈与をしていました。この場合、非課税枠の範囲ですので10年間積上げた結果、1,100万円が通帳に残ります。しかしながら、父は息子にその通帳を渡してしまうと、息子が浪費してしまうと考え、父がその通帳を管理した状態で時が過ぎていきました。

名義預金にご注意
この状態で父が死亡し相続が発生した場合、息子名義の1,100万円の預金残高は息子のものと判断されるのでしょうか?
結果は・・・父の相続財産として課税されてしまいます。なぜならば、「息子への贈与は 税務的に不成立」と判定されてしまうからです。父の想いとは裏腹に税務署は厳しい判断を下してしまいます。

なぜ贈与は不成立となるのでしょうか?

一番の問題は、「息子の通帳を父が管理し息子に使わせなかった」ことにあります。

皆さんも自分のことで考えてみてください。自分のお金であれば、自分の通帳に入れてキャッシュカードで自由に引出ができますよね?にもかかわらず、親が貯めた預金の場合には、親の許可なく勝手に引出ことができませんよね?要は、この状態は「もらっていないのと同じ」なのです。

ご注意ください

このお話をすると、「贈与契約書を作っておけばよいのか?」とか「111万円で贈与税申告書が出してあれば大丈夫か?」等のご質問をいただくことがあります。どれだけ形式を整えても、実態(通帳を管理し、自由に使えて処分できる状態)が無ければ、贈与していないのと同じであると税務署に判断されてしまいます。
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